札幌公明

活動報告Assembry report

市立札幌病院~災害拠点病院としての機能を!

市立札幌病院~災害拠点病院としての機能を!

 本年1月1日に発生した能登半島地震では医療機関にも深刻な影響がでました。
 市立札幌病院は耐震性能はあるものの、大規模地震が発生した場合には、壁や天井などの内部破損、エレベーター停止、給排水漏水、医療機器の破損などの被害が想定されており、病院が機能不全になる事が懸念されています。
 昨日の委員会でこうした点を指摘し、市内に5か所しかない災害拠点病院として、さらには救急救命センター、地域医療支援病院など、様々な重要な役割を担う医療機関として、大地震発生時においても被害を最小限にし医療を確保する対策が必要と訴えました。
 病院側の答弁の概要は以下の通り
〇災害発生時の病院機能維持のためには、医療機器が通常どおり使用できることが重要。特に大規模地震への備えとしては免震構造の機能が必要。それにより設備・医療機器の損傷を抑制することが有効と考えている。
○また医療従事者の負担軽減のために、患者の受入れに必要となるスペースや効率的な受入動線の確保に加え、全国からの応援職員の派遣を受けやすい環境を整備しておくことが望ましい。
○他病院では、外部から直接出入りしやすい別棟の施設にあらかじめ医療用ガス設備等を配置しておき、災害時には被災患者の治療や、応援職員の受入れなどにも活用できるよう整備している事例もある。
○市民の命を守る最後のとりでとして、災害医療に必要な機能を強化していくという観点を含めて、整備費を見極めながら検討を進めてまいりたい。