札幌公明

活動報告Assembry report

予算特別委員会(子ども未来局関係)で質問

予算特別委員会(子ども未来局関係)で質問

本日、予算特別委員会(子ども未来局関係)が行われ、①「父親による子育て推進事業について」と②「ひとり親家庭スマイル応援事業について」質問を行いました。質問と答弁は以下の通りです。
① 子育て中の母親にかかる負担は大きく、日々、子どもの健やかな成長と幸福を願い、心を砕き、自分のことは二の次になり、心身ともに疲労が蓄積し、悩みがつきない現状と思われます。実際、「出産したばかりで精神的が不安定、そんな状況に関らず、夫は子育てに無関心で協力が期待できない」「二人目が欲しいけれどワンオペレーション育児の実情を考えると難しい」といった叫びにも似た声が母親本人、また見守る家族からも寄せられており、子育て世代の実情の厳しさが切に伝わります。夫が、子育ては夫婦二人で行うものという認識のもと、妻の気持ちに寄り添い、一番の相談役、理解者として、積極的に育児に参加することは、後々の夫婦の在り方において大変重要となると考えます。
父親による子育て推進事業では、今後、どのような取組を行っていくのか伺います
→令和4年度以降は、令和3年度に制作した啓発動画やポスター「そうか、君もいつかおとなになっちゃうのか」を活用して啓発に取り組むとともに、講座を実施し、父母のスキルアップ、他の父子との連携等、父母共に子育ての担い手であるという世帯が増えるよう取り組む
(要望)本年4月からは改正育児・介護休業法が段階的に施行され、男性の育休取得を進めるための新制度が始まります。企業には社員への働きかけが義務付けられ、子が生まれた直後に取れる「産後パパ育休」も10月に創設されます。このように父親の育児休業取得の整備は着々と進んでおります。しかしながら、一番大切なことは、父親は母親と一緒に育児をするという自覚を持つことであると考えます。その一歩目として、父親講座は大変重要ですが、休みがとりにくく、講座に参加できないという状況の方へ後押しをするには、企業など職場の理解を得る啓発活動の展開が必要不可欠であると思われます。令和4年度は、アクションプランの総仕上げとして、引き続きしっかりと計画を進め、父親による育児参加率の向上により、少子化の歯止めの一つとなるよう要望しました。
② ひとり親スマイル応援事業を今後どのように取り組んでいくのか
→フードバンク等との連携や、ひとり親家庭支援センターの活用を継続する。就業支援は合同企業説明会等についてオンラインの活用を検討する。来場者アンケートを踏まえ、事業の継続実施の重要性を認識した。これまでの課題を踏まえ、就業や支援制度の周知のきっかけとなる事業として、しっかりと取り組む
(要望)ひとり親スマイル応援事業は、ひとり親家庭が企業や支援制度と結びつくきっかけとなる重要な事業であるため、これまでの課題をしっかりと整理し、実効性のある取組にしていただくことを求めます。また、社会にオンラインが浸透しつつあり、時間と場所の制約を受けずに利用できるという利点があることから、参加者の利便性向上のためにも、引き続き積極的に取り入れていただきたいと思います。その半面、オンラインは対面より、コミュニケーションを取ることが難しいとの課題があるため、企業情報の数値や事例をビジュアル化するなど情報を具体化し、来場者にわかりやすく伝える工夫をしていただくことを求めます。さらに、支援の拠点であるひとり親家庭支援センターの認知度が向上することにより様々な支援制度の周知と利用にもつながっていくと考えますので、この事業に限らず同センターのPRにも継続的に取り組んでいただくことを要望しました。