札幌公明

活動報告Assembry report

札幌市子ども見守り強化事業補助金制度が新たに創設

札幌市子ども見守り強化事業補助金制度が新たに創設

この度、札幌市子ども見守り強化事業補助金制度が新たに創設されました。7か月前にこの政策を提案した当初、課題が大きく実現は困難との姿勢でしたが、市長要望や議会等で粘り強く主張すると共に、どうしたら実現できるか現場に向かい調査と勉強を重ねながら、何度も札幌市と連携・協議し、行政と合意形成して誕生した悲願の制度です。
長期化するコロナ禍において、私達の日常生活は大きく変化しました。前職時代に教育・福祉に長く携わってきた私は、これまで以上に育児不安に悩む子育て家庭からの切実な声と、札幌市は児童虐待防止に注力すべきとの強い思いから、何かできることはないかと模索していました。
そんな時、当時厚労省副大臣だった稲津久衆議院議員から、自らの提案で国の予算を確保・創設したという「子どもの見守り強化事業」についてお話を伺いました。
コロナ禍において、子ども食堂やお弁当配達等を通じた食事の提供をはじめ、学習支援や生活支援等の活動を実施する団体に対し、その経費を補助することで、地域の子どもたちを見守る環境を強化し、支援が必要な家庭を行政に繋げる取り組みです。
私は札幌市に必要な支援制度であると確信し、すぐに政策提言をしました。しかし、協議をしたくても初めての試みのため担当部所がなく受けて頂けません。そこで、財政にも精通され子育て支援に携わる部所にいた信頼する1人の課長に相談。本当に親身に話を聞いて下さり、連携して頂ける部所も紹介頂き決まりました。
協議が始まり、国で推進するこの制度は今の札幌市に必要であることを説明しましたが、創設するにはあまりにも課題が多すぎると良い返事は頂けず、一瞬くじけそうになりました。
その時に思い出したのは、2年前の2期目に挑戦する私の選挙戦で、激戦のために山口那津男代表が応援演説に来て下さり話された言葉でした。「竹内さんは幼児教育・子育て支援のプロです。国の制度を札幌市でさらに磨きあげて実現して頂きたいのです。」
札幌市に合った制度に磨き上げ実現を目指す決意をしました。
議会質問等で主張した上で、どうしたら実現できるか、厚労省と連携して札幌市の課題がクリアできる体制を確認し共有することを繰り返しました。実際に地域で子育て支援活動を展開する団体のヒアリングに稲津久衆議院議員が一緒に出向いて下さり、切実な現状や事業の必要性も確認して参りました。
諦めずに粘り強く取り組んだ結果、札幌市は例え今後国による制度が終了したとしても市独自で継続していける制度として磨き上げ誕生したのが、国との連携によるこの度の札幌市子ども見守り強化事業補助金制度です。
この制度創設は、北海道内で札幌市が初の自治体になります。昨日から公募が開始されましたので、この補助金制度を活用することで民間団体の地域子育て支援活動を支え、大切な子どもの見守りが強化されることを心から願っています。
本日は、これまで子育て家庭における現場の貴重な声を聞かせて頂いてきたNPO北海道ネウボラ創設者の五嶋耀祥さんから新たな事業展開のオープニングイベントにご案内頂きお会いしてきました。情熱を持って取り組まれている活動や課題認識されている事柄も伺いました。私からは、この度の制度創設について早速報告もさせて頂いたところです。
悲願の子ども見守り強化事業はやっとスタート地点に立ったところですので、今後推進する中で更に成熟した施策になるよう、引き続き全力で後押しして参ります。