札幌公明

活動報告Assembry report

厚生委員会が招集され、「札幌市歯科口腔保健推進条例案」と条例案に対する陳情および補正予算等審査を行いました

厚生委員会が招集され、「札幌市歯科口腔保健推進条例案」と条例案に対する陳情および補正予算等審査を行いました

本日、厚生委員会が招集され、「札幌市歯科口腔保健推進条例案」と条例案に対する陳情3件、および補正予算等4件の審査を行いました。歯科条例案は口腔の健康が全身の健康の保持増進に重要な役割を果たしていることに鑑み、歯科口腔保健の施策を総合的かつ計画的に推進し、市民の健康寿命の延伸及び健康格差の縮小を図ることを目的としております。陳情はフッ化物洗口に関する懸念等に関するもの。会派を代表し条例案と陳情についての質疑は以下の通り。
・障がい者に対する歯科保健対策の位置づけと取り組みについて→
条例においても障がい者に対する歯科保健対策の充実は基本理念に明記したところです。現在、保健所において実施されている障がい者施設における歯科健診等のさらなる充実や今後は医療的ケア児に対する在宅訪問歯科健診等の充実等も含め、一層の取組を推進していくべきと考えています
・妊娠期の歯科保健対策の取り組みについて→
第9条の基本的施策において、妊娠中における歯科口腔保健を通じた母体の健康の保持及び胎児の健全な発育に関することを明記しております。今後の取組は、現在、市が実施している妊産婦歯科健診や健康教育の充実等を通じて、母子の歯と口腔の健康づくり、ひいては妊婦の歯周病との関連性が指摘されております早産や低体重児出産の減少につなげていくべきと考えております
・フッ化物による急性中毒の可能性と普及状況について→
厚生労働省のガイドラインにおいても、ガイドラインに基づく実施方法であれば急性中毒の心配はないと明記されております。フッ化物洗口では、フッ化物濃度が調整されており、洗口後、口の中に残ると想定されるフッ化物量は微量であって問題はない他、万一、1人分の全量を誤嚥した場合であっても、急性中毒を引き起こすために必要な量を大きく下回っており、腹痛や下痢等の急性中毒の心配はありません
以上の質疑より、我が会派の討論では条例案に賛成、陳情3件は不採択の立場で訴えました。
補正予算議案ではコロナによる「自宅療養セットの早期配送に向けた取り組みについて」質問を行い、今後、梱包内容を10日分から7日分とし発送箱数の減少による効率化等を検討、さらに事業者を1社から複数社とするための試行をしていきたいとのこと。
今後とも市民の健康を守るためにしっかりと取り組んでまいります。