札幌公明

活動報告Assembry report

感染症対策の効果が実感できる情報発信について質問・提言を行いました

感染症対策の効果が実感できる情報発信について質問・提言を行いました

先般の新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会では、感染症対策の効果が実感できる情報発信についても質問・提言を行いました。
まず、感染症対策効果の現れに繋がるのではと、季節性インフルエンザの感染状況について質問。札幌市からは、昨年度は約1万人の感染者数だったのに対し、コロナ禍における今年度は4人、前年比0.04%であると示され、マスクの着用や手指消毒など、市民の皆様が感染対策を行っていただいていることが一因である旨の答弁がありました。
これは、全国の前年比0.13%と比較しても本市のインフルエンザ感染症の激減は注目すべきものです。
新型コロナウイルスとの長期戦の中、市民一人ひとりが感染対策に真剣に向き合い努力し続けていることにより、マスク着用や手指消毒、三密回避といった基本的な感染対策は、もはや常識的なものとなりました。
そして、各業界団体、事業者の皆さん方の並々ならぬ思いとご協力があって、本市の感染拡大防止対策を展開させて頂いています。
先の調査特別委員会において、専門家のお二人の先生からも「札幌のコロナ対策は全国のトップランナーである、よくやっている。」との評価もありましたが、それには、札幌市民の頑張りがあってこそのことと、認識しております。
これまで必死に頑張ってきた新型コロナウイル感染症対策により、毎年悩まされてきた季節性のインフルエンザの感染拡大が激減したことは、本市の感染症対策は格段に強化され、それが市民に根付いていることがわかります。
日々、新型コロナウイルス新規感染者の数に対しては注目が集まる一方で、同時に公表されている療養終了者の数は注目されにくいというような、どちらかというとプラスの要素よりもマイナスな要素のほうが注目されがちという状況もあることを踏まえ、統計的な感染状況の情報発信のほかに、市民に感染対策の効果を実感していただけるような、情報発信に取り組んでいくべきと質問提言をいたしました。
札幌市からは、次のような答弁がありました。
感染の拡大を防ぐためには、市民一人ひとりの取組がなくてはならないことから、市民に分かりやすく情報をお伝えすることが非常に重要であることは委員ご指摘のとおり。集中対策期間中の感染リスクを回避できない場合の不要不急の外出自粛のお願いによって人の往来が減り、11月~12月に比べて新規陽性者数が減少傾向にあることは、まさに市民の皆さんの協力があってのことと考えている。
次の大きな感染拡大を防いでいくためにも、今がまさに正念場であることから、市民一人ひとりの取組の重要性を含めて、これまで以上に適切に情報発信してまいりたい。以上の答弁があり、今後の情報発信に期待をしています。
大切なことは、札幌市が心ひとつに感染症対策に取り組み、乗り越えていくことだと思います。
そのためには、厳しい状況を訴え協力をお願いするだけではなく、皆さんの頑張りやご協力の効果が実感できるような情報発信により、長期戦の中においても「よし、あともう少し頑張ろう」と思っていただけるような取り組みが重要です。
行政からの発信はもちろん、報道関係者の皆様のご協力も頂きながら、正確な情報が発信されることが、市民一人一人の正しい理解に繋がり、その結果として、適切な行動に繋がると考えます。
今後さらに、札幌市が一丸となって、共に力を合わせて進んでいくことを心から願い、どこまでも市民に寄り添いながら、実効性のある感染症対策の推進に引き続き全力を尽くして参ります。