本日も決算特別委員会（子ども未来局関係分）の質疑が行われました。
ーー全国で児童虐待が相次いで発生している中、札幌市では昨年６月に女児の尊い命が失われる事案が発生しました。
　この痛ましい事案を受け、私は、役所内でのリスク情報が連携できていなかった反省を踏まえて、抜本的な業務改善の必要性を指摘。
　具体的な対策として、各部署で持つリスク情報を共有できるシステム連携を構築して、迅速に必要な対応ができる体制を整えるべきだと主張致しました。
　そして、このほどこの主張が通り、①児童相談システム、②家庭児童相談システム、③母子保健システム、これら３つの別々のシステムを繋ぎ、情報連携することとなりました。
　これにより、例えばリスク度の高い事案が発生すると、それぞれのシステムにアラートで表示されるなど、これまでになかった新たな機能が追加されることになります。
　縦割り組織と揶揄される役所組織の中で、システム連携を行う事は想像以上に厄介でかなりの抵抗があったようですが、粘り強く主張してきた結果、今回の決定に至りました。
　順調に進みますと、このシステム連携は全国的にも事例がない取組となる予定であり、虐待の予防や早期発見に大きな力を発揮すると期待されています。