札幌公明

活動報告Assembry report

3定 決算特別委員会で「下水道の雨水対策について」質問しました

3定 決算特別委員会で「下水道の雨水対策について」質問しました

本日、3定 決算特別委員会(下水道河川局、水道局関係)で「下水道の雨水対策について」質問しました。過去10年の水害統計では、浸水した家屋等は内水氾濫が68%にのぼり、河川による氾濫(外水氾濫)よりも格段に多く、市民の命や財産を守るためには内水氾濫対策は重要な取り組みです。
対策の取り組み状況は、雨水拡充管は計画延長305kmに対し203km完了、雨水ポンプ場は計画7カ所すべて完了、整備効果は9割達成。窪地については把握している53カ所中33カ所対応済みで今年度は白石区等の8カ所実施予定。さらに民間事業者などの協力による雨水流出抑制の取組を行っているとのこと。市内全域の内水ハザードマップは令和3年度に過去最大雨量1時間50mmと1000年確率の125mmを公表予定。大雨時のポンプ場等の施設機能維持について下水道BCPの見直しと耐水化計画を策定し対策します。
最後に以下要望をしました。水害対策において強くしなやかなまちづくりの一つとして、雨水を吸収しやすいまち、いわゆるスポンジシティが提唱されております。河川改修が追い付かない今、ため池や雨水拡充管、貯留施設、貯留水槽などを数多くつくり、市全体で雨水を吸収するという取り組みです。また、ICT等の技術の活用により、下水管内の水位情報や浸水状況を把握し、関連部局と連携した避難行動や水防活動の促進に生かすことができるため、下水道施設データの電子化の促進は一層求められます。引き続き、激甚化・頻発化している豪雨災害に対し、スポンジシティの推進などハードとソフトを組み合わせ、強く、しなやかな都市浸水対策の推進をし、札幌市民の安心安全な生活に尽力いただくことを求めました。