札幌公明

活動報告Assembry report

1定 予算特別委員会で「河川の水害対策について」質問しました

1定 予算特別委員会で「河川の水害対策について」質問しました

昨日、1定 予算特別委員会(下水道河川局、水道局関係)で「河川の水害対策について」質問しました。水害対策の新たな取り組みは、これまでの河川管理者による対策に加え、あらゆる関係者が協働して、上流・下流の流域全体で水害を軽減しようとする「流域治水プロジェクト」です。札幌市も協議会の一員として流域治水プロジェクトに取り組み、河川改修や流域貯留施設の整備などのハード対策や防災教育などのソフト対策を進めていきます。
また、我が会派は普段から適切な河川の維持管理を行い、河川が有している治水能力をしっかり発揮させられるよう、「事前防災」に取り組むことが重要であると主張してまいりました。令和2年度には財政的に有利な「緊急浚渫推進事業債」が創設されましたので、令和3年度は浚渫工事に3.5憶円の予算を計上し、樹木の伐採は15河川、浚渫は3河川を選定し、水害対策に取り組みます。
浚渫工事は着工後に手戻りとならないよう、必要な調査を行うなど事前準備が重要であり、工事前には河川測量、発生する土量の把握、重金属等の土壌汚染調査、動植物調査等を行うとのことです。
 近年の激甚化する風水害により、ダムと堤防を基本としてきた戦後の治水対策では対応が追い付かない状況となってきております。今後は流域における雨水の貯留(例えば学校グランド、公園、下水貯留管、遊水地などでの貯留機能)を高めるスポンジ都市(スポンジシティ)の推進や災害リスクの高い住居や地域からの避難体制強化など、都市行政や住宅行政と連携していくような治水の考え方になっていくと思います。従いまして、流域治水プロジェクトでとりまとめられた取り組みをしっかりと推進し、より一層、災害に強い札幌市にしていただくことを要望しました。