札幌公明

活動報告Assembry report

「エア・ウォーター水素ステーション 札幌」(仮称)の工事現場を視察

「エア・ウォーター水素ステーション 札幌」(仮称)の工事現場を視察

昨日、我が会派で「エア・ウォーター水素ステーション 札幌」(仮称)(中央区大通東5丁目・東6丁目(水素街区)の工事現場へ行き視察してまいりました。道内初となるFCバス(燃料電池バス)やFCトラック(燃料電池トラック)など、大型燃料電池車にも対応可能な、定置式水素ステーションの建設工事が本年5月から始まり、R7年1月完成予定です。同施設を企画提案したエア・ウォーター(株)の近田部長(札幌在住)に苦労話を含め概要説明していただきました。
この水素街区は東京晴海フラッグの小型バージョンであり、大型社用車に充填可能な水素ステーションの整備ばかりでなく、今後、水素パイプランで集客交流施設につなぎ大型燃料電池によってCO2排出ゼロのオープンカフェなどを整備検討しております。また、新たな公共交通として「移動の脱炭素化」を目指した水素モデル街区であり、街区を中心に新システム交通を目指しております。
定置式水素ステーションの設備・技術は大変興味深く、ノウハウの塊という感じで様々な工夫また特徴がありました。

① FCV車やFCバス・FCトラックに水素充填する商用基準を守るための技術
商用基準:乗用車は3分で5kgを充てん70MPa(650km~850km走行可能)、大型車は10分で15kgを充てん
そのためには水素ガスを82MPaまで昇圧し、車へ70MPaで充てん(差圧を利用)。その際に車側は加圧熱が発生するため水素ガスはあらかじめ-40℃に冷却すると最終的に車側は常温となる設計です。設備と車充てんまでの流れは以下です。
水素ガス→圧縮機(19.6MPa→82MPa)→蓄圧器ユニット(大型容器に貯蔵)→
プレクーラー(冷凍機、-40まで水素ガスを冷却)→ディスペンサー(車に水素を供給するノズルをそなえたもの、ガソリンスタンドでいう給油機)→FC車に充填

② 特徴
・地域特有の気象条件を考慮(特に雪対策、アーチ構造)
・法令順守を大前提としたコスト削減を実現(建屋壁と防火壁を一体化)
・将来性を見据えた設計(水素トレーラー用の貯蔵庫、LED証明)
・メンテナンス、故障時対策のため2系統を作っている(企業努力)
・機能性と景観を配慮した設計
・研究的要素も取り入れました
北海道としてCO2フリー水素製造(グリーン水素)の実現を目指している中、札幌市では水素の活用という側面に力を入れている事業です。
今後の課題は様々ありますが、当面は道内のFCV車は70台と少ないため、社用車へ活用をお願いするなど普及活動。高圧ガス保安法や用地規制など様々な規制が多いため規制緩和など。
脱炭素社旗へ向けた大変重要な水素モデル街区ですのでしっかりと取り組んでまいります。