札幌公明

私たちが推進する6つのターゲットpolicy

ポストコロナを見据え、あらゆるリスクに対して強靭で持続可能な社会の構築を!!

私たちが目指す6つのターゲット

「誰一人取り残さない」SDGsの視点を踏まえた私たちが目指す6つのターゲット

新型コロナウイルス感染症対策と社会・経済活動の両立をめざして

1 新型コロナウイルス感染症対策と社会・経済活動の両立をめざして
~SDGsの理念にもとづく新型コロナウイルス感染症対策を~

◎新型コロナウイルス感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指して、医療提供体制・検査体制等のさらなる充実・強化、事業の継続と雇用の維持、教育機会の確保、文化芸術への支援確保に全力で取り組みます。

◎コロナ禍を契機に感染症や災害はもとより、あらゆるリスクに対して強靭で持続可能な社会の構築を進め、新たな成長と活力を生み出すなかで、生活の質の向上と豊かさを実感できる社会を築いてまいります。

誰もが命を守り・守られ、安心・安全に暮らすために

2 誰もが命を守り・守られ、安心・安全に暮らすために
~防災・減災・復興を社会の主流にしたまちづくり~

◎激甚化・頻発化する災害から市民の命と暮らしを守り、“つながり”“支えあう”社会を構築するため、防災、減災施策を平時の展開とし抜本的に強化します。その基本となる公共施設・インフラ等の耐震化・老朽化対策も予算を確保し連続して計画的に推進します。

◎北海道胆振東部地震からの復旧・復興を着実に進めるために、被災者支援に全力をあげるとともに応急仮設住宅の入居者を対象とした住居費補償の継続を求めます。また、災害に強いまちづくりに向け電力の安定供給を含めた環境整備にあたるとともに、危機管理対策室の体制強化と組織横断的な機能強化に努めます。

◎大規模地震の被害を最小限に食い止めるために、民間建築物耐震化促進事業の利用拡大を進めるとともに、倒壊すると大きな被害が予想される要緊急安全確認大規模建築物については補助制度の案内送付への反応を確認するなど、速やかな対策が行われるよう後押しします。

◎事前防災の観点から河川の継続的な維持管理の強化を図ります。

◎より多くの避難行動要支援者が適切に支援されるよう避難支援等関係者の掘り起しに努めるとともに団体への支援策を検討します。災害の想定も地域ごとに多様化していることから地域における災害時の支え合いを強め、要支援者への丁寧な対応を模索します。また個別避難計画の策定に伴う不安感解消にも努めます。

誰もが経済的により豊かに、利便性を享受して暮らすために

3 誰もが経済的により豊かに、利便性を享受して暮らすために
~経済の安定・活性、新産業創出と社会基盤等の整備~

◎除排雪や災害復旧、インフラ維持・更新の担い手として、欠くことのできない地元建設業の健全化のため、建設事業費の確保と入札制度改革、また施工時期の平準化と適正な工期設定による働き方改革を着実に進めるとともに、若年者・女性の人材育成と現場環境の改善による技能・技術の継承、高齢者への就労支援や外国人材への生活環境整備などによる人手不足改善を進めます。

◎除雪現場の省力化や安全な除雪作業を推進するため、i-Snowの最新技術を取り入れた除雪体制を構築するなどICTの導入、拡大を図ります。また持続可能な雪対策に向けた新たな除雪方法の検討については、試行実施の検証を事業者と地域住民の声を踏まえ丁寧に積み重ね、実効性あるものにして参ります。

◎札幌の都市機能を高め、その効果を広く全道に波及させる都心アクセス道路や豊平川通の南北延伸など、将来を見据えた総合的な交通体系の充実について引き続き検討します。

◎北海道新幹線の札幌延伸へ、関係機関と連携・協力を深めながら諸課題を粘り強く解決します。また駅前再開発を見据えた一体的なまちづくりや開業効果を全道に波及する2次交通ネットワークの構築を進めます。

◎丘珠空港の役割は道内航空ネットワークの拠点としてのみならず、災害拠点空港、セカンダリー空港など多様であり、しかも地理的優位性は高いことから、道・市の発展に大きな役割を果たせるようその有効活用を進めます。

◎札幌観光の閑散期の振興や、定山渓エリアの新たな魅力向上策として、小樽市や赤井川村、ルスツ、ニセコエリアなど近隣自治体の(スノー)リゾートエリアや海外エージェントなどと連携し、欧米の富裕層などが長期滞在可能な大型(スノー)リゾートエリア形成に取り組みます。

◎路線バスについては、超高齢化社会を見据え、利用者増への支援や利便性の向上に努めるとともに、ネットワークの維持のみならず民間事業者と協力した路線の見直し、コミュニティバスの拡大及びデマンドバスの早期導入を後押しします。

誰もが良好な環境のもと、心安らかに健康的に暮らすために

4 誰もが良好な環境のもと、心安らかに健康的に暮らすために
~保健・医療・福祉施策の充実強化と自然・生活環境の向上~

◎児童虐待防止対策強化のため、第二児童相談所の設置、児童福祉士の増員や専任医師の配置など体制強化とともに、市他部局、警察や他の児童相談所との連携強化を推進します。また要保護児童対策地域協議会のレベルアップを図り、「共助」の視点を踏まえた、子どもを見守る地域ネットワークの充実を応援します。

◎「防犯カメラ設置補助事業」の継続と、町内会の規模に配慮した設置上限台数や申請回数の複数化など柔軟な制度への見直しを求めるとともに、動く防犯カメラとも言うべき「ドライブレコーダー」ついて早期の調査・研究を進め、まちの防犯力を高めます。

◎他都市に比して高いがんの罹患率、死亡率の改善を図るため「札幌市がん対策推進プラン」の確実な実施と内容の充実に努めます。また、がん対策として極めて重要な受動喫煙防止対策や教育現場でのたばこ教育、喫煙マナーの周知など「たばこ対策」の強化を図ります。

◎心のバリアフリーを推進するため「心のバリアフリーマーク」の効果的な活用を図り、ユニバーサルマナーの普及に努めるとともに、ヘルプマークとヘルプカードについては希望する方への確実な配布と、広く市民や企業等への理解が深まるよう、公共交通機関や民間企業との連携及び協力体制を整えます。

◎介護問題と生活困窮が同時に生じるなどの複合的な相談に対応し得る基幹型包括支援センターの機能が早期に発揮されるよう庁内協議をまとめ、地域包括支援センターを始めとする支援機関への後方支援など適切な運用開始をめざします。

また生活支援コーディネーターと公的支援機関が連携を深め、多様なサービスの提供による支え合いの社会づくりを一層進めてまいります。

◎介護人材の育成・定着や若い世代が希望をもてるよう、働きやすい職場づくりや業務知識の習得に役立つ研修会の実施、更には介護職員の意向を把握し業務上の悩みを共有できる機会を設けます。労働負担軽減につながる介護ロボットについては、導入に対する効果の検証と事業所への普及啓発を図るとともに、購入費用の補助事業を国・道と連携し継続的実施を求めて参ります。

◎増加傾向にある認知症に対し、「認知症コミュニケーション・ケア技法」であるユマニチュードの考え方を施策のなかに位置づけるとともに市民理解を深められる取組を進めて参ります。また認知症カフェの有効活用や相談支援体制の強化に取り組み、症状に適した医療・福祉・介護の支援が受けられるよう努めます。

◎高齢者の心身に衰えが生じる状態に陥るのを防ぐとともに、介護予防の促進を目的に、フレイル予防事業を推進して参ります。

◎住宅セーフティーネット制度推進のため、札幌市居住支援協議会における既存事業を着実に進めるとともに、コロナ禍を踏まえた居住支援の強化、特に住宅行政と福祉行政の連携強化など国の対応に合わせ積極的に実施して参ります。

◎ひきこもり地域支援センターによる相談機能の充実を図るとともに、ひきこもりの集団型支援拠点であるよりどころや、各区で開催している無料相談会の充実に努めます。また名称も含め専門部署を設置し、若者支援総合センターとの連携を強化します。

◎都市農業存続のため中規模農家の経営力強化や多様な担い手の育成・確保に努めるとともに、都市にある有利性を活かした市民への積極的な販売を支援します。

◎成熟した北海道の森林資源を地域経済の発展につなげるため、公共建築物の道産材(地域材)活用に加え、民間施設の木造化にかかる仕組みを林業地帯と連携して創出します。

誰もが地域を誇り、人間らしく心豊かに暮らすために

5 誰もが地域を誇り、人間らしく心豊かに暮らすために
~地域及び一人ひとりの未来を輝かせる施策の充実とそれを支える環境の整備~

◎SDGs未来都市、フェアトレードタウン認定をしっかりと受け止め、SDGsの理念を積極的に市政に反映させ、市民への普及啓発を図ります。フェアトレードタウンとして、推進のための具体的取組を展開するともに両認定をシティープロモーションへ活用して参ります。

◎札幌市立夜間中学校の2022年開校へ向けて、ニーズを踏まえた基本計画の策定を進め、札幌市の活力を生み出す札幌らしい夜間中学の設立を目指します。大通高校や他都市の夜間中学など様々な教育機関や民間企業等との連携を深め、学生の可能性を最大限に開く教育の在り方を検討して参ります。

◎GIGAスクール構想の質向上を図り多様な子供たちへ個別最適化された学びの提供に努めます。また教師と生徒の力を最大限に引き出すため、刻一刻と進歩する学習ツールに対応できるよう教師への研修やソフトウェアの充実を図ります。

◎不登校対策としてフリースクールへの支援を継続するとともに、相談指導教室や相談支援センターについて、子どもたちが通い易いよう全区への設置を求めて参ります。

◎脱炭素社会実現のため、札幌市気候変動対策行動計画の全庁的な取組をはじめ、ゼロエネルギー住宅(ZEH)・ビルディング(ZEB)建設への支援、エネルギー消費量の大きい下水道事業などにおける排出抑制、炭素活用技術や再生可能エネルギーの主力電源化の検討を進めるとともに水素社会へサプライチェーンの構築を模索します。

時代に応じた多様な施策の実現を持続可能なものとするために

6 時代に応じた多様な施策の実現を持続可能なものとするために
~施策実行の土台となる不断の行財政改革を推進~

◎国が来年度デジタル庁を設置することを踏まえ、デジタル庁に対応しうる(仮)デジタル局の設置を求めます。

◎コロナ禍にあっても時代に即した質の高い市民サービスが提供できるよう、ICTを活用した業務の効率化や継続性の確保。また組織力・職員力を発揮するための環境整備・人事評価制度改革など不断の行政改革を推し進めて参ります。

◎財務会計システムの再構築が業務の効率化や将来を見越した質の高い財政情報の提供につながるよう引き続き努めるとともに、特に施設別、事業別のセグメント分析が平易に可能となるよう検討を進めてまいります。

◎市立札幌病院の財務改善や収益力の向上等を目指した大胆な経営改革ならびに職員の働き方改革を推進します。病院の将来の在り方について検討を進めるとともに、老朽化などを踏まえ、建て替えに向けた検討を経営計画の策定と並行して進めてまいります。

◎交通局については将来の民営化も視野に、他都市の事例も踏まえ大胆な経営戦略の構築を後押しします。また、他事業者の取組や海外の事例を参考に官民連携の取組を積極的に進めながら新たな事業を創出します。