札幌公明

活動報告Assembry report

新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会にて、現場の声を踏まえ質問及び政策を提言

新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会にて、現場の声を踏まえ質問及び政策を提言

新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会にて、現場の声を踏まえ質問及び政策提言をさせて頂きました。
取り上げた内容は、①3回目のワクチン接種について②感染症の影響により離職された方への再就職支援について③コロナ禍における町内会等活動への支援についてです。少し長くなりますが、報告させて頂きます。
札幌市のワクチン接種については、対象者である12歳以上市民の81.4%が1回目接種終了、70.8%が2回目接種終了と順調に進み、今後は2回目接種から8か月経過した時期に3回目接種を実施することが決まり12月に医療従事者からスタートします。
本日の質疑では、医療機関等による個別接種と集団接種を推進する中で、外出が困難な方々への接種機会の確保が必要であるとして、訪問接種事業の活用を求めました。
札幌市からは高齢者施設入所者や従事者等の接種時期が到来する来年3月以降に訪問接種の着実な実施ができるよう準備を進めたいとの答弁を頂きました。
また、市民の強い要望を踏まえて身近な場所で接種できるよう3回目接種に向けては各区接種会場を設置することと、早い段階で開設するするように求めました。
3回目接種について各区単位での会場開設は必要と認識している、高齢者の3回目接種ピークを迎える2月中旬以降に会場開設をしていきたいとの考えが示されたところです。
1.2回目接種の経験と教訓を踏まえて、スムーズな3回目接種を推進できるよう引き続き後押しをして参ります。
また、2つ目のテーマとして感染症の影響で離職等を余儀なくされた方への再就職支援について取り上げさせて頂きました。
先般市民相談を頂きました。北海道が行う再就職支援制度について存在を知ることができず申請締切りが過ぎてしまい給付金を受け取れなかったという方の事例をあげて、是非とも札幌市に尽力頂いて国や北海道の支援制度も取りまとめ一元化して情報発信をお願いしたいと要望いたしました。
札幌市からは、国や北海道でも短期間のうちにコロナ離職者等への支援策を構築した結果、求職者にとっては情報の収集が困難となっている可能性がある、指摘のとおり支援の情報を集約して比較可能な情報として発信することは有効と認識した、速やかに実施できるよう関係機関と協議したい、との力強い回答を頂きました。
支援が必要な方々にしっかりと届けられる支援制度の在り方を共通認識して頂き、今後の迅速な対応を期待しています。
最後に3つ目のテーマとして、コロナ禍における町内会等活動への支援について、町内会役員の方々からのご相談をもとに質問をさせて頂きました。
札幌市からは、従来の紙の回覧による感染不安の声が多く聞かれたため、コロナ禍においても安心感のある情報共有と積極的な情報発信が可能となるよう、各区1町内会を対象に電子回覧板の導入に向けた支援を行うモデル事業を現在進めていること。 現在7町内会が試験的運用を開始、3町内会は年内の運用開始を予定していること。
また直接会うことなく会議や打ち合わせができるリモート会議はコロナ禍での活動において有効な手法であることから、町内会役員を対象にした研修会を来年2月に実施するとの報告を頂きました。
また今後に向けては、町内会に関する条例制定の準備を進める中で10月から12月上旬にかけてまちづくりセンター単位で町内会との意見交換会を実施しており、 この機会を通じて今何にお困りなのか、どのような後押しを求めているのかを把握していきたい。
地域との関わりの深い区役所やまちづくりセンターに届いている地域の声も集約した上で、ご意見を踏まえた支援の在り方について検討を進め、安心して町内会活動に取り組むことができるような支援に繋げていきたい、との考えを示して頂きました。
以上が本日の質疑で議論された内容の報告になります。いずれも現場の声が反映された大切な施策として、引き続きしっかりと取り組んで参りたいと思います。