札幌公明

活動報告Assembry report

秋元札幌市長に対し、9回目となる新型コロナウイルス感染拡大に対応するための緊急要望を行いました

秋元札幌市長に対し、9回目となる新型コロナウイルス感染拡大に対応するための緊急要望を行いました

令和3年9月3日、札幌市議会公明党議員会として秋元札幌市長に対し、9回目となる新型コロナウイルス感染拡大に対応するための緊急要望を行いました。
 今回の緊急要望は働く世代や若い世代に考慮した予約体制への検討、新型コロナウイルスの軽症・中等症患者向けの新薬を用いた「抗体カクテル療法」への体制強化、さらには自宅療養者対策など、以下(本文)の13項目となりました。
 札幌市においては、新型コロナウイルス感染症拡大により自宅療養者が急増する等、依然として深刻な状況が続いている。ついては、一日も早く第5波を収束させるとともに、今後懸念される第6波に備え、医療提供体制の確保やワクチン接種の着実な推進など、万全の体制構築を図られるよう以下の内容について緊急要望する。

1. 中等症以上の患者を迅速に受け入れることができる医療提供体制を常に整備すること。加えて、必要な投薬治療を早期に提供できる体制を強化すること。
2. 抗体カクテル療法の効果が期待されており、診断が確定した後、出来るだけ早期に投与出来るようにすること。その際、外来通院でも投与できるよう医療機関と連携すること。さらに、入院待機ステーションでの使用に加え、全ての宿泊療養施設での使用が可能となるよう体制を整備すること。また、若年者への投与もスムーズに進めること。
3. 早期治療を行うため、症状の発現から診断の確定に至るまで、迅速な判断が可能となる検査体制のさらなる強化を図ること。
4. 家庭内感染が増加している状況を踏まえ、数日かかる疫学調査を待たずに同居家族へのPCR検査を速やかに行う体制を構築すること。加えて検体の回収方法については本人が直接持参する現状を改善すること。
5. 感染者が妊婦や重症化リスクの高い家族と同居している場合は、早期に隔離し感染拡大を防止すること。現在、行っている宿泊療養所入所決定手続きを見直し迅速化すること。
6. 長期化する感染症対応業務に携わり心身共に疲労が重なってきている保健所職員を始めとする担当職員への応援体制を強化すること。
7. 急増する自宅療養者の健康観察と相談対応を丁寧に行い、急変時に速やかに医療提供に繋げるなど必要な対応を行うこと。
8. 若年者の接種が進むよう、大学や都心などの行きやすい場所に集団接種会場を設置するとともに、既存の集団接種会場の夜間対応を拡充すること。
9. 区民センターにおける集団接種は9月12日で終了を予定している。しかし、身近な場所での接種を求めるニーズは高く、なかでも既存の集団接種会場から離れた地域については、ワクチンバスの導入や別会場の開設等が可能になるよう対応策を講じること。
10. 妊婦とそのパートナーの優先接種や、子どもへの接種の開始に伴い、希望する方が着実に接種できるよう推進すること。また、保護者だけでなく子ども自身がワクチンについての情報を理解し接種の判断ができる取り組みを行うこと。
11. ワクチン予約については、予約日当日に数時間で締切となり混乱が起きている現状を踏まえ、日中仕事等で予約ができない市民に配慮した夜間枠の設定や、現在、1週間となっている予約枠を多くの予約に対応できるよう数週間枠に変更するなど、10月上旬の供給確保を見据えた予約体制に拡充すること。
12. 新型コロナウイルス感染症の後遺症に対し、専門外来の設置やその周知を図るなど適切な医療提供体制を強化すること。
13. 子どもの感染拡大が増えていることから、子どもの発熱外来の拡充をはじめ適切な診療が受けられるよう体制の強化・拡充を行うこと。