札幌公明

活動報告Assembry report

円山動物園の施設調査

円山動物園の施設調査

本日、総務委員会で円山動物園の施設調査に行きました。本年3月12日にオープンしましたゾウ舎とゾウが排出する糞を処理するバイオ発酵施設を拝見しました。動物園はあいにくの雨でしたが、遠足で来ていた2000人以上の子ども達が来ておりました。人気のゾウ舎では工夫を凝らした施設で元気に4頭のゾウが活動的に遊んでおりました。バイオ発酵施設ではゾウの糞がたい肥化されるまでの工程を説明いただきました。ゾウの糞は思ったよりも軽く、消化されていない草が多い状態でした。ホッパーから投入し、カッターで細かく細断、その後ロータリーキルン型のサイロにYM細菌と一緒に投入され、攪拌しながらたい肥化します。1日の処理能力は500kg、ゾウ1匹から出る糞は80kgですので4匹×80kg=320kgを処理できます。キルンから出る臭い成分は脱臭処理装置のアルカリ、酸、水洗スクラバー(液体で気中のにおい成分を中和、溶かし込む)3台でほとんど無臭に。出来上がったたい肥は細菌で分解され、ほぼ無臭で繊維分も細かになっている肥料でした。完成した、たい肥は農家で使われ、再び野菜などの農産品となり、循環します。様々な取り組みを行っている円山動物園は大変すばらしかったです。ぜひ皆様も円山動物園に行ってみてください。