札幌公明

活動報告Assembry report

新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会

新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会

 本日、特別委員会が開かれ以下5項目に関して質疑に立たせて頂きました。
①変異株の流行下における市内感染状況の特徴について
②市内で発生した集団感染事例について
③変異株の拡大を踏まえた宿泊療養者・自宅療養者に対する支援体制について
④介護職員応援派遣制度について
⑤学校における感染症対策の在り方について
①②に関して、昨今、変異株の感染拡大が続いており、本日は140人の感染者の内92人が変異株の疑いとして新たに確認されております。
こうした状況下における取り組みとして、濃厚接触者の対象を拡大し、広く検査する事で変異株感染者を見落とさないように対応をしているとの事です。
また、クラスターの発生も茨戸アカシアハイツ以来、100名を超えるものが、これまで5事例あるにも関わらず、検証が行われておらず今後、当委員会でもしっかり確認して行く必要があると主張致しました。
③宿泊療養者・自宅療養者に対する支援体制については、1月の委員会で会派の竹内委員から質疑をし、「自宅療養者に対し電話やアプリを用いて健康観察を行う事や、オンライン診療の体制整備をしっかり行って行く」との答弁があり、会派としても緊急要望書を市長に提出し、その中で宿泊療養者や自宅療養者の健康観察の拡充と命を守る取り組みとして「パルスオキシメーターの貸与等」を求め、現在、宿泊療養者・自宅療養者に貸し出しが実現しております。そうした中、今回の変異株は若い方でも重症化のリスクがある事から、これまで50歳以上、基礎疾患のある方への貸与が基本でしたが、40歳以上の方への貸与をおこなう事とし、貸し出しの拡充がなされました。
 今後の感染拡大状況を鑑み、必要に応じて機器の個数を拡充する事、貸与の基準をさらに拡大する事や希望する方には貸し出す等、柔軟な対応を要望致しました。また、感染の拡大が小中学生で多く確認されておりますが、発熱した子供のご家族から♯7119に問い合わせ、紹介された医療機関に連絡してもことごとく診察してくれなく、PCR検査もしてもらえないとの声があったことから、そうした状況が起きないよう、関係機関と連携を強化して頂くよう求めさせていただきました。
④介護職員応援派遣制度に関しては、本年2月に18施設53名の登録があり、これまで1回の派遣があったとの事でした。今後の感染拡大に備え、登録者数を増やす中で、感染症に対する研修も行うなどし、クラスターの発生時など、いざという時にしっかり機能できるようこの制度の拡充を求めさせて頂きました。
⑤学校における感染対策の在り方については、変異株の拡大が続く中、会派にも保護者の皆様から不安のお声を多数頂いており、私自身3人の子供が小学生であることからも感じるところがあり、学校における対応や保護者への説明等を確認させて頂きました。その中で学校や先生によって説明等にムラがある事も指摘させて頂きました。
 今後、管理職用の研修資料を新たに作成し、全市立学校に対応を徹底し、万全の態勢で臨んでいくとの答弁がありました。
こうした中、学級閉鎖による勉強の遅れや、兄弟が陽性となった事により、個別に出席停止となる事例も多数ある事から、学びの遅れに対し丁寧に対応して頂く事と、一人一台の端末をそうした遅れに活用出来るよう、また今後の感染拡大時に有効活用出来るよう早急な体制整備を強く求めさせて頂きました。