本日も補正予算の審議が行われ以下３つのテーマについて順次質問に立ちました。
①物価高騰や人手不足の影響を受ける事業者への支援について
②バイオベンチャー企業の育成支援について
③スノーリゾート戦略の推進について
①については、特にトラック運送事業者への支援についての具体的な支援策が示され、業務効率化に資する取組としては、運行管理システムや自動点呼機器などのICT機器の導入といった、事業活動のデジタル化・省力化を支援する。
また、人材確保のハードルを下げるため、各種免許の取得や、求人サイトへの情報掲載など、労働力の確保に資する取組について支援する。
加えて、ドライバーが安心して働くことができる環境づくりを促進するため、後方・側方確認支援装置やドライブレコーダーの導入など、交通安全の取組を支援する。
これらの札幌地区トラック協会と連携した支援を通して、札幌市における安定的かつ効率的な物流体制を確保できるよう取り組んでまいりたいとの答弁がありました。
②のバイオベンチャーの支援については、バイオベンチャーとの個別面談で明確になった知財戦略やマーケティングなどの具体の課題に対し、その分野に応じた専門家を派遣することで、課題解決の促進を図る。
さらに、経営人材の確保にむけた支援として、製薬企業の事業開発経験者や金融機関出身者など、道外で活躍する人材との交流機会の創出やネットワークの構築を推進する方針が示されました。
③スノーリゾート戦略の推進については、今年5月にオーストラリアのメルボルン、シドニーで開催されたスキー博「スノー・トラベル・エキスポ2023」に札幌市として出展し、オーストラリアは札幌にとって大きな市場になる可能性がある事を伺えた点をふまえ、長期滞在する海外の観光客にとっては、札幌を中心に２時間程度の移動で様々なスノーリゾートを体験できるため、道内スノーリゾートとの連携により、北海道全体のスノーリゾートとしての価値を最大化し、冬季における誘客を促進する意向が示されました。