SAPPORO KOMEI 公明党札幌市議会

実績

公立夜間中学校 令和4年開校へ

2021年04月01日

誰一人取り残さない「学び直し」の拠点創出!

国内には中学校は卒業したが十分に教育の機会を得られなかった方が大勢おり、その数は全国で百万人以上とも言われています。

戦後の混乱期には貧しさから家族を支えるために子供たちが奉公に出されるなど、学ぶ機会を失った方が大勢しました。近年においても病気や障がい、いじめや引きこもり、不登校など様々な理由により十分に教育を受けられず、基礎的な学力を習得できていない為に、自分自身に自信を持つことができず苦しんでいる人が多くいます。

また、グローバル化が急速に進む中、日本で生活する外国人の子供たちも増えてきました。そうした子どもたちの中には、日本語を十分に話すことができない為に、周囲に溶け込めず、孤独に悩んでいるケースが多く見られます。

教育を受ける権利は誰人であろうと等しくあり、人間らしく生きるために重要なことであるとの考えから、我が会派は、こうした方々の学び直しの場として、公立夜間中学の設置を繰り返し主張して参りました。

長年の取組が実を結び、令和元年の第三回定例市議会において、我が会派の質問に対し、市より公立夜間中学の設立をするとの表明があり、その後の検討を経て、正式に令和4月に札幌市立資生館小学校内に単独校として、北海道初の公立夜間中学が開校する事が決定しました。

このほど学校名も決まり「星友館(せいゆうかん)」と公表されました。この夜間中学には、札幌市のみならず、石狩管内、後志、空知の計11自治体が校区となる予定です。