バイオ関連産業の世界市場は、ＯＥＣＤの報告によると２０３０年までに加盟国の国内総生産の２．７％、１８０兆円もの巨大市場へと成長することが見込まれています。

現在、札幌には国内外から注目されている高度な研究を行う大学や研究機関があり、そうした研究がビジネスとして次々と成果を出していくことで、医療関連産業が将来的に、超少子高齢化時代の札幌を支える新たな基幹産業へと成長できると考え、これまで一貫して医療関連産業の集積やバイオベンチャーの起業支援に取り組むよう主張して参りました。

その結果、医療関係者によるフォーラムの継続的な開催に加え、バイオベンチャーの起業や育成への各種補助金による支援、資金調達のための首都圏のベンチャーキャピタルや証券会社とのマッチングを進める環境整備を進められる事になりました。

さらに今後は、札幌市独自のクラウドファンディングを立ち上げ、市内にある研究シーズを事業化するための財政的な基盤づくりを推進する準備も進んでいます。