平成16年第2回定例議会
代表質問 代表質問 芦原 進(豊平区)
3月2日、札幌市議会本会議において、「上田市長の政治姿勢について」「女性専門外来相談窓口設置について」等について、上田市長に対し公明党議員会(11名)を代表して、芦原進議員が45分間・9項目について質問をしました。
以下質問項目と主な上田市長・理事者等の答弁を紹介します。
[質 問]
1.上田市長の政治姿勢について
○就任意念を経過し、今後どのような政治姿勢で市政の舵取りを行うのか。
2.規制改革プランについて
○規制改革プロジェクト立ち上げ後の経過と検討推進状況の進捗状況は。
○規制改革実行プランの具体化した実行計画の策定の必要性。
3..札幌市職員の退職時特別昇給制度の廃止について
○市長は、同制度の廃止についてどのように考えているのか。
○同制度の廃止に踏み切るとしたら、その時期はいつごろなのか。
○16年度、仮に実施した場合の、影響金額はいくらになるか。
4.安心・安全のまちづくりについて
○繁華街などへの防犯カメラ設置等の安全・安心のまちづくりへの対応は。
5.女性専門外来窓口の開設について
○市立札幌病での、女性専門外来相談窓口の開設の必要性は。
○相談窓口開設が必要の結論になった場合の開設の時期は。
6.(仮称)札幌市立大学について
○市立大学の設置・運営形態に公立大学法人制度を導入すべきである。
○市立大学の大学院の設置をどのように考えるのか。
○市立大学の看護学部の新たな取り組み・子供達へのケアーに配慮した教育研究にどう取組むのか。
7.不登校児童生徒への対応について
○教育委員会の不登校児童生徒への取り組み姿勢。
○スクールカウンセラーの全校への配置とスクールカウンセラーの研修に精神科意思の活用。
8.科学技術の振興について
○「ベンチャー創出特区」の見通しと科学技術振興ビジョンの関係。
○「北大リサーチ&ビジネスパーク構想推進協議会の今後の取り組み。
○科学技術振興を図る為の、未来科学を担う子供達の育成とスケジュール
9.豊平区の諸問題について
○豊平区役所前交差点の交通事故回避手段の取り組み。
○札幌ドームを核とした複合集客交流施設の推進。
[ 上田市長・理事者等の答弁 ]
上田市長の政治姿勢について
多様な価値観の共存・調和が市民社会にとって肝要と考え今後の市政運営に当たっては、各階層の多くの市民意見に耳を傾け札幌元気ビジョンの実現に全力を尽くしてまいりたい。
規制改革プランについて
規制改革プロジェクトの検討推進状況は、施設の利用時間の延長などモデル的に実施事業を選定しており、8月までには市民の皆様には公表したいと考えております。
規制改革実行プランを具体的に進めるための実行計画を準備したいと考えております。
札幌市職員の退職時特別昇給制度の廃止について
この制度を維持することは、市民の理解が得られないと考え、廃止するべきであると判断いたしたところであります。
北海道・他の政令指定都市の動向、更に関係団体との協議の状況等を総合的に勘案した上で、出来るだけ早期に実施したいと考えております。
退職時特別昇給による影響額は札幌市全体で8千万円程度になると推計されます
女性専門外来相談窓口の開設について
私立札幌病院における女性専門外来の相談窓口につきましては、今年の秋を目処に開設したいと考えております。女性患者さんが気軽に相談できるような窓口づくりを目指して、現在検討を進めております。
(仮称)市立札幌大学について
大学設置準備委員会において、公立大学法人制度を導入すべきであるとの方針が出されており、基本計画の中でその方向性を明らかにしていきたい。
看護系の大学院の設置は、学年進行に合わせて学部が完成する平成22年4月。デザイン系の大学院は地域産業の競争力向上のためにも産学官連携への取組みが急がれる、平成20年4月の設置を目指すこととされている。出来るだけ早期の設置を目指してまいりたいと考えているところでございます。
子供たちの心理的ケアー、成長発達の援助に関する科目や実習などを充実させることにより、子供たちを心理面からサポートできる看護職を養成してまいりたいと、考えております。
不登校児童生徒への対応について
スクールカウンセラーの配置は不登校をはじめとする様々な課題に対し有効であると認識しておりますので、全校配置を目指して努力してまいりたいと考えております。
豊平区の諸問題について
□当該箇所は、交通事故の発生が多い交差点であり「あんしん歩行エリア」にも入っておりますことから、公安委員会とも連携して事故発生状況を検証するとともに、地域の方々のご理解やご協力を得ながら、交差点の改良など有効な事故防止対策について検討してまいりたいと考えております。