手稲区の北海道科学大学で行われました平成30年度札幌市総合防災訓練に出席いたしました。訓練は札幌直下型地震が発生し、家屋の倒壊、火災、水道などのインフラ機能停止、国道等の幹線道路の寸断と甚大な被害が生じた際の対応です。地域住民、小学校、防災協定を結ぶ北海道科学大学、社会福祉施設等が連携し地域防災力の向上を図り、さらに渓仁会病院との連携によるドクターヘリでの負傷者搬送、札樽自動車道での災害訓練、隣接自治体との給水支援訓練が行われました。印象に残った点はさまざまありますが、①被害状況把握では航空機オオワシ１号やリアルバードを使った衛星発信②避難中にはヘルプカード、ヘルプマークの周知と活用が説明③車いすで階段を降りる際に使われた車いす避難器具（キャタピラ式）④避難場所は1人当たり2ｍ２超しかないためストレス解消が重要と指摘⑤31か国多言語対応タブレットによる対話を円滑にした外国人への救急⑥小学生消防団による消火活動⑦アジテータを使った給水など、数え上げられないほどの技術、装置、ハード・ソフトノウハウがちりばめられておりました。あってはならない災害ですが備えが重要です。今回の訓練で反省すべき点をあぶり出し、改善を繰り返すことで市民の安全安心が守られます。我々ももしっかり勉強して市政に反映できるように頑張ります。