SAPPORO KOMEI 公明党札幌市議会

活動報告

札幌市の医療産業集積へ向けた課題などについて意見交換

2018年03月18日

先般北海道大学病院を訪問し、寳金清博病院長、秋田弘俊副病院長らと、先端医療研究や今後の札幌市の医療産業集積へ向けた課題などについて意見交換したいたしました。
会派として早速、早速3月16日の札幌市議会予算特別委員会でこの件を取り上げ、市より大要以下の答弁がございましたのでご報告致します。

今後もこのテーマについては、関係機関と連携を深め、札幌市の新たな基幹産業として成長できるよう、会派の重要な政策テーマとして、全力投球して参ります。

①現在、がんゲノム医療をはじめ、産業振興に有望な医療や研究のテーマが、北海道大学からいくつか示されている。
②平成30年度は、これらのテーマを産業振興につなげていくため、産学官の協力によるフォーラムも継続しながら、課題の抽出や取組の検討をより具体的に進めていく。
③また、研究者と市内企業のマッチングや、産学共同で行う研究開発への支援にも一層力を入れ、北海道大学と市内企業の連携事例が増えるよう、積極的に推進する。
④今年度実施している「バイオバンクに着目した産業振興の調査」により、創薬や検査など、市内企業43社、市外企業54社が、バイオバンクとの連携に興味を抱いている状況が判明した。
⑤ただし、こうした企業の興味の度合いは、様々と推測されることから、丁寧に精査していく必要があるものと認識。
⑥そのうえで、ノーステック財団などの関係機関と協力しながら、有望な企業をバイオバンクにマッチングして、新たな連携と事業の創出につなげてまいりたい。
⑦まず、企業の取組としては、北大のバイオバンクが保存する検体を生かした創薬の推進や、健康状態の詳細な解析に基づいて、適切な運動プログラムを提供するサービスの創出などを想定している。
⑧次に、産業振興施策の展開に関しては、平成30年度は、補助の実施を通じて、企業とバイオバンクの連携にどのような課題や可能性があるか、具体的に検証する。
⑨そのうえで、今後、前川委員からご指摘のあった「ゲノム医療中核拠点病院」の動向を注視しながら、北海道大学と情報交換を密にして、産業振興施策の展開を検討してまいりたいと考えている。